大会のルールがその業界に与える影響
採点システムに関する話題が一段落したので、今回は
「大会のルールがその業界に与える影響」
について書きたいと思います。
「参加者はルールに沿って練習するため、ルールにある分野は業界として非常にうまくなる」
これは自分で小さな大会を開いたときにとても強く感じたことです。
第1回目は2重跳びの耐久レース(最後まで残った人が勝ち)をやりましたが、これの為に参加者は2重跳びを練習したことでしょう。
多分、この大会があるとないとで参加者の2重跳び跳べる回数は劇的に変わっているはずです。
また、第2回目は30秒後ろ駆け足とびスピードなど、第1回目と違うものにしましたが、仮に2回目も同じ種目(2重跳び耐久)だったとしましょう。
参加者は色々と知恵を絞り始めます。
3回目も4回目も同じだとすると、更に色々と考えます。大会前以外にも次の大会を見据えて練習する人が現れるでしょう。
何を練習するか決めるとき、後ろ2重跳びを練習しても良いんですが、どっちかというと次に繋がる技を練習しますよね?
回を重ねれば重ねるほど、業界(は言い過ぎにしても大会参加者周辺)では2重跳びのレベルが大幅に向上していくことになります。
この種目が「30秒後ろ駆け足とび」だったら後ろ駆け足とびがうまい人が山ほど現れるでしょう。
「3分後ろ駆け足とび」だったらどうやって体力を持たせるかという話題が業界で広く話されるでしょう。
そうなんです、ルールって実はとっても重要なんです。
特に大きな大会になればなるほど影響力が大きいということを考えると、
「ルールは(主催)団体が思う、業界の将来像を色濃く反映している」
はずです。
この部分で意見が違うと感じる人たちがいれば、その人たちで新しい団体・大会を作ることになるんでしょうね。