日本の物価は高いのか グアテマラ生活から考える
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中米記事のまとめはこちら
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「日本(特に東京)の物価めっちゃ高いんやろー?」と、会う外国人みんなに言われます。
実際にどのあたりが高いのでしょうか。
物価とは、
商品やサービスなど、すべてのモノの価格を総合的に表したもの
色んなモノがどれくらいの値段するのかな、ということですよね。
住
まず、グアテマラの「住」に関してですが、グアテマラでもかなり物価が高いアンティグアでこういう物件をよく見ます。
1万4千円/月 (1部屋、家具・Wifi付き、キッチン共同)
また、アンティグアのホームステイ(日曜日以外3食付き)でこれくらいです。
3万円/月 (1部屋・週払い)
アンティグア以外の語学学校がある町では、ホームステイは6割くらいの値段になる感じです。
日本で一人暮らしをした事はありませんが、例えば京都の大学周辺では
5-6万円/月 (ネット別、家具別、キッチン付)
くらいじゃないのかなと思っています。
ということで、「住」という観点からは圧倒的にグアテマラが安いです。
食
次に、「食」に関して見ていきましょう。
なかなか比べにくいところではありますが、とりあえず最低料金を比べてみます。
グアテマラではレストランの他に、大衆食堂(Comedor)がありまして、そこなら大体200-250円くらいで食事できます(基本的にメニューはどこでもほとんど一緒)。
レストランでは、場所によりますが330-400円くらいでしょうか。
一方日本では、牛丼チェーンなどの一部の安いところで300-350円くらい、他のチェーン店や安い食堂の場合で500-700円くらいでしょうか。
ということで、ここでもグアテマラの方が安いことは事実ですが、上記の「住」の項目よりは差が小さいことがお分かり頂けたかと思います。
(グアテマラにいると、観光地の食事で1回に500円以上出すこともざらにあります。)
ちなみに、マクドナルドのセットは日本と同様の値段(若しくは少し安い程度)です。
電化製品など
国際的に発売されている電化製品の値段は、どこの国でもほとんど変わらないんです。
スマートフォン、 カメラ、、、
カメラなんかは日本で買った方が圧倒的に安いです。途上国に限らず、高級な電化製品は日本がかなり安いです。一方、最近流行の兆しが出てきているということですが、日本では機能が限られた廉価な電化製品が少ないのが特徴です。
(ちなみに、電話とSMSができるだけの携帯電話は、1000円くらいで買えます。これ、電話だけできるSIMも合わせて是非日本国内で売って欲しいものです。)
100円ショップ
そしてもう一つ付け加えないといけない事は、日本での100円ショップの存在です。
旅行先では100円でこの圧倒的なクオリティを手に入れる事ができないんです。なんですか、あれ、100円なのに。
こういう商品は大抵 made in china とか made in 途上国 のことが多いですよね。つまり、「日本では、既に途上国の物価を体験している」と言えます。
品質にうるさい日本向けなので、クオリティもその国で売っているものより格段に良いのです。
まとめ
食に関しての値段が以外と高かった事より、途上国の人々の暮らしが大変なのは、いわゆるエンゲル係数が高いためかな、ということを少し考えました。
いずれにせよ、グアテマラを含めた中南米の一般的な物価が日本より安いことは事実です。
しかし、海外から安価なモノを大量に輸入している日本では、これらの国より安くて質のいいものが買えることもあり、海外で期待していたほど物が安くないと思ってしまうことがあるようです(体験談)。