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グアテマラでスペイン語を勉強する ~アンティグアかシェラか~

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中米記事のまとめはこちら
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安くスペイン語を勉強するために、また、中南米を旅行する前に少しスペイン語を勉強するために、グアテマラを選ぶ人は実は結構な数います。

 

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グアテマラでスペイン語の特徴

1. 圧倒的な低価格

グアテマラ中南米の中で1,2を争う物価の安い国です。1日4時間の授業料が週当たり1万円を切るところも見つけることができます。ホームステイ(日曜日を除く3食付き)を含めても、最安で月に6万円くらいで滞在可能です。

 

2. 1対1授業

グアテマラでの授業は、基本的に1対1です。つまり、究極的に1人1人に合わせて授業を行うことができます。また、先生が一方的に授業をするわけではないので、会話力が圧倒的に磨きあげられます。

ただし、先生との相性がとても重要になることは言うまでもありません。

 

3. 授業料は週払い、週毎に先生の交代も可能

先進国のそれとは違い、大抵は週の頭にその週の分のお金を払います。つまり、学校が気に入らない時に学校を去る事がとても簡単です。また、先生と合わないと感じたら交代してもらうことが可能です。

上手な使い方としては、途中で1週間だけ旅行に行くことです。大きな荷物は置かせてもらうこともできるでしょうし、何より拠点があるというのは安心です。

 

4. 学校、先生により質が全然違う

これはグアテマラに限った事ではありませんが、学校により教育の質が全然違うそうです。長期間滞在する予定の人は、最初にいくつか体験して決めることが重要だと思います。

先生については、例えば、下にあるATABALで2人の先生、Celas Mayaで4人の先生を受けました。しかし、本当に自分に合ったと思った先生はCelas Mayaの1人だけでした。

 

それでは、下で実際に学んだ学校を紹介したいと思います。

 

ATABAL

@Antigua Spanish School ATABAL 

有線LAN、水・コーヒー、日本語での文法補習(金曜日)、アクティビティ無

アンティグアにある、日本人副校長がいる学校です。1週間当たり$84(4時間/日)、$120(6時間/日)でした(2014年4月)。ホームステイの紹介(大体週Q600(≒7800円))もしてくれます。良くも悪くも生徒のほとんどが日本人です。スペイン語の基礎を学ぶことを含めて、グアテマラに慣れる時に日本語が近くにあった方が頼もしいと思う人にはおススメです。ここでグアテマラの危険情報や旅行情報などを仕入れると良いと思います。

授業は朝の8時~12時か14時~18時の4時間(途中30分の休憩あり)が基本で、6時間の場合は朝+夕方2時間です。水・コーヒーはいつでも無料で飲めます。また、休憩時間には近くに来る食べ物売りの人からグアテマラの間食を買って食べたることもできます(30円くらい)。

ここだけじゃないですが、先生によって教え方が全然違うので合う合わないはあると思います。先生に悪いとか思わずに、何かあればすぐに校長に相談しましょう。

 

Celas Maya

@Xela, San Pedro La Laguna 

Study Spanish in Guatemala - Celas Maya Spanish School 

無線・有線LAN、水・コーヒー・紅茶・パン、旅行会社・カフェ併設、DELE受講可、アクティビティ有

シェラにある、グアテマラで唯一(唯二?)のDELEを受けられる学校です。2014年5月にアティトラン湖のほとり、サンペドロ・ラ・ラグーナにも系列校ができました(先生はシェラから派遣されているので質は同じはず)。2014年5月現在、1日5時間授業で1週間当たり、ホームステイ無しでQ1200(≒15600円)、ホームステイありでQ1550(≒20000円)と授業料が少し高目です。ホームステイは大抵徒歩5分以内くらいらしく、私の場合は徒歩30秒でした。生徒は8割くらいがアメリカ人で、2割が他の国でした(ただし、アメリカのバケーション(6月中旬から2カ月くらい)と被ると、ほぼアメリカ人です)。

授業は朝の8時~13時か14時~19時の5時間(途中30分の休憩あり)が基本です。休憩中に、市内に数店舗あるXelapanのパンを無料で食べられます。水・コーヒー・紅茶も無料です。

ここだけじゃないですが、先生によって教え方が全然違うので合う合わないはあると思います。ここでは、1週間か2週間ごとに先生を交代することを推奨しているので、先生を交代することに何の抵抗もありません。先生によって説明に用いる言葉や、よく使う言葉が違うので、違う先生から学べることは多いです。

シェラで唯一、グアテマラで唯二(?)の国際スペイン語試験、DELEを受けられる学校で、DELE対策講座もあります。先生の年齢は20代から40代(50代もいたかも)と幅広いです。

旅行会社が併設されているため、気軽にバスや旅行の相談をすることができます。また、カフェが併設されているため、そこで働いている人達がいます。彼らは年齢的にかなり若い(20代前半~後半)ので、一緒に話したり遊んだりしてとても楽しいです。敷地も広く、緑豊かな庭でゆっくりしたり、BBQしたり、自由です。

アクティビティが毎日あり、週末は宿泊しながらどこかへ行くこともあります。平日には、トルティーヤ作り体験、近くの温泉、市内観光など、休日はチチカステナンゴ市場日帰り見学、アティトラン湖2泊3日などがありました。

DELEの試験官もできる先生がいるということでここを選び、5週間勉強しました。20代後半くらいの若い先生やカフェで働いている人達がいたので、一緒に卓球したりマンゴーを食べたりと、とても楽しかったです。個人的にはこのアクティビティと一緒に遊べる若い人がいっぱい居たのが一番好きでして、もう一度スペイン語を勉強するとしたら間違いなくここを選びます。

 

 

Antigua(アンティグア)

特徴:

○×旅行者が多く英語が通じるところも多いこと

○旅行会社・語学学校が街のあらゆるところにあること

--> グアテマラ各地に行くシャトルバス(自分の泊まっている宿まで迎えに来てくれる)を手配しやすく、英語も通じるので旅行するには抜群の立地です。グアテマラシティーに近く、乗換えがしやすいことも利点の1つです。

 

×高いこと(特に宿代)

--> 世界遺産に登録されており、旅行者に人気であることから物価がとても高いです。例えば、ホームステイ1週間当たりの値段が、アンティグアQ600(7800円)に対してシェラではQ350(4600円)でした。あと、安い食堂がありません。

 

×スーパーが小さいのが1つしかないこと

--> 必要最低限なものは勿論ありますが、お土産屋を除くとあまり店が多くありません。1時間かけて物資が豊富なグアテマラシティーに行くのが苦痛でなければ問題ありませんが。

 

Xela(シェラ) = Quetzaltenango(ケツァルテナンゴ)

特徴:

○安いこと(特に宿代)

--> 宿代については上で挙げた通りです。食については、安い食堂(1食Q15)から高級なレストランまで色々あります。

 

○大抵何でも揃うこと

--> Walmartを始め色々な店が沢山あるので、日常生活で困る事はありません。そもそもの街の大きさがアンティグアより圧倒的に大きいです。市内は小バスが頻繁に走っており、乗降りしやすく移動しやすいです。

 

○×英語がほとんど通じないこと

 --> 英語に頼れないので、スペイン語を勉強するにはとても良い環境です。

 

 

結論

グアテマラ全土に旅行もしつつ勉強をしたい→アンティグア

じっくりと落ち着いて勉強したい→シェラ

 

私がそうしたように、2か月くらいあれば、最初の1カ月アンティグア、残りの1カ月シェラというのもありだと思います。

最初の1カ月でスペイン語力を付けつつグアテマラを旅行、残りはじっくりとシェラで勉強しました。学校の値段・立地・学生間での言語、先生の質、気候など、色々と変更できる余地がありますので、時間のある人は是非色々と試してみることをおススメします。

この「変更する」ということが、新しい状況を作り出し、引いてはスペイン語の勉強になるんです。

 

その他、アティトラン湖のほとり、サンペドロララグーナ(San Pedro La Laguna)やパナハッチェル(Panajachel)、他の町にも語学学校はあります。語学学校を探しながら1週ごとに旅行するというのも面白いかもしれませんね。