今週の本[超一流になるのは才能か努力か? ]
この本は結構読むのに時間かかりましたが、それだけ心に残ってます。
ここで言う超一流とは、イチローとかピカソとか、本当にその道のプロの話です。
ただ、超一流になる人に限らずとも、分野を問わず、筆者が言うところの限界的練習法を用いれば、人の能力は年齢に関わらず伸びていく、というのが私がこの本から受け取ったメッセージです。
また、 始めたての時の成績と、最終的な成績はあまり関係がないというのも個人的に非常に印象に残っているところです。つまり、最初は下手でもきちんとしたプロセスを踏めばうまくなれる、ということです。
最初にうまくできないから諦める。こういうことは起こりがちですが、本当にやりたいものは、継続してきちんとしたプロセスを踏めば上達するということでした。
新しいことを始めるには心理的、物理的に色々なハードルがあります。
しかし、これから年を取っても新しいことには辛抱強く取り組んでいこうと思わせてくれました。
ちなみに、きちんとしたプロセス、というのを2回書きましたが、これが重要です。練習をしていても上達しないのは、このきちんとしたプロセスを踏めていない可能性が非常に高いです。
どのようなことに気をつけて教え、教えられる必要があるのか。スポーツ・ビジネス、かなりの部分に応用できる考えかただと思います。
なわとび関係者に限定すると、実際の競技者(アスリート)にもおススメですが、それ以上にコーチなどの教える人に読んで欲しいです。
超一流になるのは才能か努力か?
posted with amazlet at 17.01.29
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