今週の本[USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?]
先週にも最後に載せた本を紹介。2週に渡ってUSJの話です。
順番としては、こちらが先に書かれて、
==>USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
==>確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力
らしいです。確率思考の話もいずれ読みます。
さて、前回と重なった話としては、目的・戦略・戦術を意識するという大枠。
目的(そもそも何がしたいのか)
==>戦略(目的達成のために何に集中するか)
==>戦術(具体的にどうするか)
その上で心に残ったところは、以下の3つ。
「日本人は何でも自分でゼロから始めようとする、もっと外に目を向けて積極的にアイデアを盗みに行った方が良い」
コレはパクリをしろってことじゃなくて、具体化されるに至ったプロセスや考え方を盗め、という意味です。なわとびの大会でも、前年に流行った同じ技をやるチームって結構いますが、それで独自性を出したいのならば、むしろその技に至った考えをマネしないといけないんですよね。
ゼロから考えるのは非常に難しいので、色々なところにアンテナを張って、どこかに応用できる場所を探す、というのは非常に有用だと思いました。
「最後のビジネスの結果はエクセキューションで決まる」
いくら良い目標、戦略があっても、最後の実施の段階がおろそかになると駄目だということでした。本当に何かをやるってなれば、実施の段階って非常に面倒です。個人的にはあんまりやりたくないです。
でも、この細部を詰めて実際にどう実施するのか、ここが本当に結果を左右するってのは良く分かります。なわとび演技で言えば、実際にどの向きで、どの人が、どの位置で、どの曲で、など、でしょうか。山ほど決める場所があって面倒なんですが、ここをしっかりと考えているチームの演技は見ていてとても良いですよね。
また、ここをしっかりとやるためにも、目標・戦略が明確でないといけない、という逆も真だと思います。
「より良い結果を出すには、「違うことをやる」か「同じ事を違うようにやる」かしかない」
言われたら当たり前のことを、当たり前だと認識するのが行動を変える第1歩だと思ってます。現状をしっかりと認識するのが難しいところですが、何をやるのか考えるときに使える考え方だと感じます。
ということで、最後の1冊はまだ読めていませんが、それも面白いこと間違いないと思うので、USJの3シリーズおススメです。
KADOKAWA/角川書店 (2016-04-23)
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