~おかもん放浪中~

縄の魔術師、おかもん!なわとび(単なわとび・ダブルダッチ・2in1など)の紹介の他、五ヶ国語制覇への道も!

コミュニティーからのコメント - IJRU Technical Congress blog 9

-----注意-----

この記事はIJRU TECHNICAL CONGRESS blogの記事を基に筆者が書いています。

記事の内容、翻訳の内容はできるだけ正確に書くようにしていますが、この記事(日本語)はIJRU, FISAC-IRSF, WJRFの公式発表ではありませんのでご注意ください。

また、誤字脱字、内容の間違いにより生じた損害等に対する保証はできませんので予めご了解ください。

公式発表はIJRUオフィシャルHPなどの原典を参照ください。

 

・を使って箇条書きで示されている部分はブログ内容の要約

その他は筆者の解説など

という風にします。なお、IJRUから翻訳の許可を頂いているため著作権的に問題はありません(但し、上記の通りIJRU, FISAC-IRSF, WJRFに翻訳の結果はチェックされておらず、3団体に内容の責任はありません)。

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今回のもとの記事はこちらです。(1/12更新記事)

tc.ijru.sport


 

  • (毎週更新すると表明していたのに)過去数週に渡って更新せずに申し訳ない。(年末年始で)我々も忙しいことに理解して欲しい
  • ブログの更新をしていない間、Single RopeとDouble Dutchのディフィカルティマトリクス(ディフィカルティテーブル)を作っていた
  • 次の週から定期的な更新を再開し、ディフィカルティが最初の論点になる
  • 今回は、過去2,3週間の間に受け取ったコミュニティーからのコメントに答える
  • Comment1: エリア減点はもっと簡単にすべきだ。体の一部が競技エリア外の地面に触れたときに減点にするのではなく、エリア境界面を体が超えたときに減点にするべき。
  • Anwer1: このように変更した理由は、エリア境界面を空中で体が超えた場合にジャッジするのが非常に困難だからだ。ジャッジは競技エリアの前方に静止した状態でおり、逆側の空間でエリア境界面を出たかどうかは判断できないため、間違いが起こる余地が多分にあり、競技者の不利益になる可能性があると考える。競技エリア外の地面に触れたときにエリア減点を取るとした場合、ジャッジが容易になり、間違いが起こる可能性は減ると考えている。
  • Comment2: 交差は別に要求項目(リクワイヤード・エレメンツ)とした方がよいと思うか。
  • Anwer2: この質問を数週間前にしたが、賛否のどちらもあった。2/3は交差が要求項目(リクワイヤード・エレメンツ)に追加される必要はないと答えた。その主な理由は、要求項目(リクワイヤード・エレメンツ)がありすぎると競技者がクリエイティビティを発揮できないと感じるからだった。更に、どちらにせよ交差はほぼ全ての演技に入るだろうから敢えて要求項目(リクワイヤード・エレメンツ)に入れる必要はないと答えた。ゆえに、交差を要求項目(リクワイヤード・エレメンツ)に入れないこととした。
  • Comment3: 全ての種類のジャッジは少なくとも3人ずつ必要である
  • Answer3: 賛成だ。これにより異常値を除ける、または、3つの平均を取ることができる。ジャッジの人数を多すぎるようにしたくはないが、同時に、一貫性のあるジャッジシステムを作るためにジャッジの仕事を分ける必要があると感じている。ジャッジの人数は大会のレベルによって変わるようになるだろう。
  • Comment4: プレゼンテーション項目の重み付けについて、姿勢と実施の点数を高くするべきと考える人もいれば、音楽性を最も重要視するべきという人もいた
  • Answer4: もっと多くのフィードバックを求めている。重みを付けるべきと考える人は、なぜそうなのか説明してもらえないだろうか。例えば、姿勢と実施に重点を当てるより、もっと音楽に合わせることを奨励したいからだろうか。我々がしっかりとした決断を下す論理的な根拠となりうる部分を入れてコメントをくれないだろうか。例えば、ケガを防止するために姿勢と実施に重みを付ける必要がある、というコメントがあった。一方で、スコアシステムをできるだけシンプルにしたいとも考えている。そのため、重みを付けることになれば、それ相当の理由が必要である。
  • Comment5: 衝突、長時間の縄の絡み、落下などの大きなミスについてはプレゼンテーションスコアから減点があるべきだ
  • Anwer5: メジャー・マイナーミスという概念をなくした(おかもん注:IJRUのシステムではミスは1種類)が、ミスによる減点はあり、減点ジャッジにより採点される。テストする必要があるためまだどの程度減点するかは決まっていない。衝突、長時間の縄の絡みなどは全体のエンターテインメント性を低下させプレゼンテーションスコアが低くなることには同意するが、1つのミスに対して2度減点する必要があるのかは疑問だ。つまり、競技者はミス減点があり、ミスによってディフィカルティ点がもらえず、時間も無駄にしている。ここから更にプレゼンテーションスコアから減点することが望ましいだろうか。フィードバックはいつでも受け付けている。
  • Comment6: 競技者のスタイルをジャッジするときに外見を入れるべきではない。多くの場合、競技者は自分のユニフォームを自分で選べないし、そもそも外見で判断するべきではない。アイコンタクト、ユニフォームスタイル、ヘアスタイルなど、文化的な違いからくることが差別につながる
  • Answer6: このコメントには賛成し、差別が起こらない、また、将来的な差別につながらないようにできることは全てするつもりだ。これらはジャッジトレーニングの中で言及されることが望ましいと考える。しかしながら、全てにおいて外見をジャッジするべきではないという考えがある場合、それについて考慮する用意はある
  • Comment7: 4x30スピードリレーにおいて、タイムコールは15秒ではなく、10秒、20秒であるべきだ。これは1x30スピードイベントと一貫性がある
  • Answer7: 提案をありがとう。最終版を作成するときに考慮する。
  • Comment8: 1x180タイムコールに対していくつかのコメントをもらっている。1つは、最後まで15秒刻みにするべきというもので、理由は一貫性がありイベント中にタイムとペースをうまく調整できるからだ。もう1つは、最後の1分だけ15秒刻みというものだ。理由はスピードスケートのように観客の参加を高めるためだ。
  • Answer8: 全体を通して15秒ごとにタイムコールをしていない理由は、観客が退屈にさせられ惹きつけさせられないと考えるからだ。しかし、競技者やコーチから何か意見があれば、それについて考える用意はある。この2つのアイデアについて何か意見がある人はいるだろうか。
  • Comment9: "Judges Ready?", "Athletes, ready?", "set"という部分は必要ないと考える。それらの代わりに、スタートビープ音と同じ長さの低周波数ビープ音を3つ入れたらよいと思う。時間が短くなるのと、競技者がスタートのタイミングを予期しやすくなるのが理由だ。言葉は長さが違うがビープは長さが同じで競技者が適応しやすい。1秒(の短縮)であっても積み重ねると分単位、時間単位になり、特に競技者が多い大きな大会になると影響も大きい。もしスタートコールで5秒短縮することができれば非常に大きな時間の短縮になる。うまくやれば、アルペンスキーのように最初のビープ音で人々はエキサイトするだろう。
  • Answer9: 時間の短縮が重要なことは理解するが、フレンドリーなトーンを失いたくない。ビープ音に対して"Judges ready?", "Athletes ready?"は個人的で受け入れられていると感じないだろうか。フィードバックを待っている。